「自然力」×「企業力」だからMEIWA

明和町は群馬県東南端に位置し、都心から約60キロと県内で最も東京に近い。交通の便の良いことから都内に通勤・通学する町民も多いが、町内に大規模な工業団地があり、雇用の場も充実している。古くから梨の産地であるほかブドウ、シクラメンなどの農業も盛んで若い人たちの情熱が町の活力を生み出している。

明和町

「仕事が好き、 家族が好き。 だから、明和町」 7箇条

高橋純一町長
明和町長 冨塚 基輔

  • 自然力と企業力が共存し、「地域資源を活かすまち」
  • 子どもを生み、育てながら、「女性が輝くまち」
  • 高齢者が活き・粋と暮らし、多世代交流で、「生涯活躍できるまち」
  • 待機児童ゼロ!を追求し、「未来に投資し続けるまち」
  • 国道・鉄道・高速道があって、活断層がない、「県内で東京に一番近いまち」
  • 役場はサービス業!笑顔と情熱あふれる、「おもてなしのまち」
  • 住んでよかった。ずっと住み続けたい、「オールインワンのまち」
子育て支援
  • 出産祝金(第1子10万円、第2子20万円、第3子以降30万円)
  • 保育園と幼稚園の良いとこ取り「認定こども園」は英語指導助手3人常駐
  • パパ応援講座、地域子育て支援の拠点づくり等、働くママを応援
  • 子ども医療費無料(中学校卒業まで)
世代間交流の拠点づくり

明和町ふれあいセンター・スズカケの完成イメージ
明和町ふれあいセンター・スズカケの完成イメージ

町内2カ所の学童保育所を、住民も利用できる多目的スペースを備えた複合施設「町ふれあいセンター」として整備。同施設は学童保育機能に加え、介護予防やサークル活動にも使用でき、子どもとお年寄りの交流促進を目的とした世代間交流の拠点として生まれ変わる。

東部学童保育所と西部学童保育所を本年度、来年度に相次いで建て替え、それぞれ「スズカケ」「ポプラ」として稼働する。先行する「明和町ふれあいセンター・スズカケ」は3月上旬に完成する予定。

お客様に喜ばれる シクラメンを

家族でシクラメン栽培
小久保智広さん(37)、 妻:恵美理さん(36)、 父:憲一さん(62)、 母:悦子さん(60)

「お客さまから寄せられる喜びの声が励み」と話す小久保智広さん(右)と家族

梨とともに明和町で盛んなシクラメン栽培。2代、3代と続き、家族で携わっている園芸農家は多い。小久保智広さんは3代目。祖父や父が楽しそうに仕事をする姿に憧れて農業大学に進んだ後、2年間の研修を経て就農した。

明和町産のシクラメンの特徴は、多彩な色と豊富な種類。しかし、品種によって適した肥料や光の量が異なり、暑さに弱いため栽培は容易ではない。「夏の気温が高いこの町が産地と言われるようになったのは、栄養管理技術の高さにあります」と小久保さん。生産者は、日々データを取り、最適な肥料の量を割り出して効率よく養分が吸収できるよう調節する。その熱心な探究心が、この町をシクラメン栽培で有名にした。

「家族で携わる良さは、シクラメンという共通の話題で家族問の会話が弾むこと」と小久保さん。将来は、子どもと一緒に仕事をすることが夢だ。そのためにも「お客さまに喜ばれるものを作り続けたい」と笑顔を見せる。

梨でまちを活性化 まちをPR

若手の梨震家と後継者集団 「梨人(なしんちゅ)」代表
関本直記さん(38)

「せん定はなしの品質、収量に関わる大事な作業。気が抜けない」と言う関本直記さん

明和町の梨栽培は、100年を超える歴史を持つ。高齢化で生産者が減少する中、元気に活動しているのが「梨人」。2013年に設立した若手の梨農家や後継者の団体だ。代表の関本直記さんは、梨農家の4代目。高校卒業後、会社勤めをしていたが「長く続く梨農家を自分の代で途切れさせてはもったいない」とこの世界に飛び込んだ。

「梨人」では産業祭や明和まつりなどのイベントで明和の梨をアピールするほか、知識と技術の向上を目指して勉強会や講習会を開く。3年ほど前からは、加工が難しいといわれる梨のドライフルーツを開発した。最近では「梨人」の活動に影響されて梨農家を継ぐ仲間や、他県からの新規就農者も現れた。「純粋にうれしい。みんなで盛り上げていきたい」と顔を輝かせる。「目指すは法人化。梨専門の直売所設置やブランド化でまちの活性化につなげたい」と意欲を燃やしている。

明和の梨に魅せられ 移住・就農を目指す

地域おこし協力隊第一号
矢沢宏太さん(54)

「梨づくりの面白さは、同じ作業を繰り返しても毎回違った発見があること」と矢沢宏太さん

昨年4月、梨づくりを目的に、生まれ育った東京から「骨をうずめるつもり」で明和町に単身移住した。大学の農学部を卒業後、都庁に勤務。研究を通じて、手をかけた分だけ応えてくれる梨の魅力に取りつかれた。

梨の生産地は他県にもあるが、その中で同町を選んだのは、梨づくりに適した水はけのよい土壌であること、すでに新規就農者がいること、行政のサポート体制が充実していたこと。職員の熱心さも大きかった。

「40本の梨が育つ12アールの土地を借りられたおかげで就農初年に栽培から収穫・販売まで経験できた」と日焼けした顔に白い歯をのぞかせる。今年、来年と200本ずつ苗木を植え、全国的に珍しい「ジョイント栽培※」をする予定。「今以上の収穫が見込めるはず」と自信をのぞかせる。

7月には町で最初の地域おこし協力隊に任命された。「本当は大学卒業と同時に就農したかった」という矢沢さん。明和で果たした30年来の夢は、今後さらに大きな花を咲かせ、豊かな実りをもたらすに違いない。

※ジョイント栽培=梱と梱をつなげる整枝方法。農作業の省力化、品質の安定化、早期成園化などメリットが多い。