昭和村

昭和村は、農業が盛んな「やさい王国」。コンニャクイモ生産量日本一を誇り、首都圏へレタス・キャベツ・ホウレンソウなどが出荷されている。2009年に農山村の景観や文化を守ることで地域の発展を目指している「日本で最も美しい村」連合に加盟。美しい河岸段丘や国内屈指の農村風景が訪れる人を魅了している。

やさい王国 昭和村
一面に広がるレタス畑

元気な 村づくりを

堤 盛吉村長

昭和村は、秋の収穫時期を迎え豊かな実りに活気づいています。村内を通過する関越自動車道を昭和ICで降り、「関屋工業団地」の近代的な工業エリアと道の駅「あぐりーむ昭和」のにぎわいを抜けると、そこには広大な農地が広がっています。遠くには美しい悠々とした山々を見渡すことができます。

山の木々が紅や黄金色に染まる秋です。赤城山船ケ鼻登山道への挑戦や、ビューポイント探しでリフレッシュしてください。

これからも、行政と住民が協働した村づくりを進め、笑顔と元気な声がこだまする「みんなでつくろう元気な昭和村」への施策を展開してまいります。多くの皆さまが昭和村を訪れ、満足できる「日本で最も美しい村」へ、そして、住民が「生活・暮らし・仕事・子育て・活動しやすい」村づくりを進めてまいります。

子育て支援 ・ 定住促進
子育て支援事業
  • 第2子以降の保育料無料化
  • 第1子保育料3割程度助成(保育料完納世帯のみ)
  • おむつ代等日常生活用品購入補助(2歳未満月額4000円)
  • 子育て支援webサイト構築中(2017年4月開設予定)
  • 児童生徒遠距離通学費補助
定住促進事業
  • 新築住宅補助(村内業者施工は100万円、村外業者施工は80万円)
  • 住宅リフォーム補助(工事費用の10%補助、上限20万円)
  • 空き家バンクで物件紹介

詳しくは役場へ

子育てに 最適な場所

主婦 吉澤智子さん(37)

広々とした庭や公園で安心して子供が遊べる。四季が感じられ、とれたての野菜が食べられる。「子育てにはもってこいの場所」。のびのび成長している子供の姿に幸せを感じている。

神戸市出身。進学先の埼玉県で昭和村出身の哲也さん(37)と知り合った。結婚後、2008年に移住し、7歳、4歳、2歳の三人の子を育てている。

初めての土地に慣れない育児で心細かったが、周囲の人たちの支えと、社交的な性格で人の輪を広げていった。

「昭和村の良さを一人でも多くの人に知ってもらいたい」と、村の婚活事業の運営を手伝っている。7月のイベントでは移住経験者として、参加者に第2子以降の保育料無料化、2歳未満におむつ代等日常生活用品購入補助が支給されるなど、村の子育て支援制度をアピールした。

三番目の玄真[げんしん]君(2)が保育園に入園する来年4月から家業の農業を手伝う。7年ぶりの仕事に今からわくわくしている。

ゆったりした 暮らし

農業 加藤道博さん(35)
農業 加藤 彩さん(40)

道博さんは会社の同僚だった彩さんと結婚し、4年前に就農のため昭和村に戻ってきた。

ホウレンソウとコンニャクを栽培している。「農業は失敗も含めて全部自分に返ってくるが、工夫のしがいがある」。自然を身近に感じながらの仕事は心身ともに気持ちいい。

先月までは地元消防団の選手として、全国消防操法大会出場のため練習に明け暮れた。縦のつながりができ、いい経験になったと感じている。

彩さんは札幌市出身。初めて訪れた時、一面の野菜畑や、若い人が多く、活気のある村の様子を気に入った。

食卓にはいつも新鮮な自家製野菜がある。緑豊かな環境の中で娘の早葵[さき]ちゃん(2)を育てることができる。「沼田や渋川が近く、買い物にも便利」。昭和村の暮らしをゆったり、のんびりと楽しんでいる。

全国消防操法大会で敢闘賞

昨年のつまごい祭りで打ち上げられた花火。近隣の町村からも多くの見物客が訪れる

第25回全国消防操法大会が10月14日、長野市の南長野運動公園で行われ、本県代表として出場した昭和村消防団第7分団(和南城亨分団長)が敢闘賞を受賞した=写真。個人は、3番員の石井康久さんが優秀選手に選ばれた。

この大会は、ポンプ車の部と小型ポンプの部に分かれて行われ、第7分団は1都1府23県から25の消防団が集うポンプ車の部に登場。この日のために積み重ねた訓練の成果を思う存分発揮し、見事な操法を披露した。