魅力発信に工夫を 地方発展の方策探る 前橋 ぐんま愛シンポジウム

  若者の定住を促進する「ぐんま愛シンポジウム」(県市長会、県町村会、上毛新聞社主催)が16日、前橋市のヤマダグリーンドーム前橋で開かれた。ふるさと納税による地方の変化についての講演や、独自の手法で地域活性化に取り組む県内の官民リーダーのパネルディスカッションを通して、定住、交流人口増加の方策を考えた。(6、7面に特集)

 伊勢崎市出身でふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクの須永珠代社長は「ふるさと納税の活用による可能性」と題して講演。ふるさと納税の導入により地方に変化が起きているとし「どこを見て動くか、どこを目指すかが大事。広い視点で見ていけば地域は劇的に変わる」と訴えた。

 パネルディスカッションは「ぐんま 群馬 グンマ―掘り起こせ!古里の宝―」をテーマに、TAGO STUDIO TAKASAKI運営責任者の多胡邦夫さんら4人が登壇。「地域のつながりや心の豊かさを大切にする新しい考え方を持って、挑戦する人を支えていきたい」「群馬にいい物があると言っても、それは実は、どこの県にもある。どうプロモーションし、切り口を変えて見せていくか考えないと、いい物が埋もれてしまう」などと意見を交わした。

 反町敦副知事は「1万8千人の高校卒業生のうち、県外に6千人が進学する。そのうち戻ってくるのは2千人。毎年4千人が県外に流出している。就職、結婚、子育てを契機に、戻ってきてもらえるよう人口減少対策、魅力あふれる群馬の実現に取り組んでいきたい」とあいさつした。

 人口減少対策として上毛新聞社が県、県内自治体、企業と協力して2016年7月から取り組む「ぐんま愛 ここに生きる」キャンペーンの一環で行った。シンポジウムに先立ち、行政や企業経営者らによる交流会も開かれた。

 会場では学生向けの「ぐんま就活ジャンプス 就活準備フェア」が同時開催された。