交流の輪つなげよう 高崎 倉渕移住者がマルシェ

 人の輪を広げて地域の活性化につなげようと、高崎市倉渕町の相間川温泉ふれあい館で今春、月1回の地域交流定期市「くらぶちマルシェ」が始まった。倉渕地域に移住した人を中心に立ち上げた実行委が主催。来訪者や地元住民と交流を深めるとともに、移住を検討している人ともつながる場にしたい考えだ。

 3月に初めて開催。第2回となった4月22日にはパンや花苗、キムチなどを販売するテントが並び、来館者らが買い物を楽しんだ。  実行委員の1人で、パンを販売した吉森健二さん(50)は奈良県生まれ。高崎市内の企業に勤めていたが、14年前に退職し倉渕にパン工房を構えた。自然環境や田園風景に引かれて移住を決めたといい、「マルシェを通じ、これから移住したい人に田舎暮らしの良い所や住みやすさを伝えられるといい」と展望する。

 農業を営む森有理さん(36)は都内からの移住。「水がきれいでおいしい野菜ができる。東京にいたときには気付かなかった季節の移り変わりを感じるようになった。移住や農業の先輩がたくさんいるのも心強い」と地域の良さを語る。

 実行委員長で、農園を営む伊藤普史さん(45)は北海道出身だ。仕事の都合で住んでいた旧高崎市内から、2009年に倉渕へ移り住んだ。「子どもたちがここで生まれ育って良かったと思える町にしたい」との思いで話し合い、マルシェの構想が生まれたという。

 立ち上げメンバーは移住者が多いものの、限定せず広く参加を呼び掛けている。伊藤さんは「いろいろなつながりができる場所にしたい。地道に継続し、少しずつ輪を広げていきたい」と話した。

 毎月第4日曜に開催。次回は27日で、10店舗ほどが出店を予定している。問い合わせは相間川温泉ふれあい館(027・378・3834)へ。