下仁田町
美しい山並みや清らかな渓流、豊かな自然に恵まれた下仁田町は、交通アクセスに優れ、住民主体の地域活動も盛んだ。その町で夢をかなえようと、都会から戻ってくる若者が増えている。町はそんな若者が紡ぐ「下仁田町物語」を全力で応援する。
続々誕生。
若い世代の「下仁田町物語」
町のチャレンジショップで
憧れのカレー店
阿久沢慎吾さん(35)
商店街の一角に建つ白壁がまぶしい土蔵。9月末、内部を改装してカレーとコーヒーの店「シモンフッド」を開業した。大学卒業後、都内で雑誌編集に携わっていたが、昨年、古里に戻ることを決意。起業支援の一環で町が用意したチャレンジショップを活用して、憧れのカレー店に挑戦することに。メニューは地場産食材を使ったスパイスカレーとスペシャルコーヒーが中心。「潜在需要はある。チャレンジしていきたい」と語る。
道の駅で焼きたてパン
新井寛太さん(23)
今年6月、千葉県のホテル併設ベーカリーを辞めて、「道の駅しもにた」で働き始めた。いずれは古里で働こうと思っていたが、道の駅がパン類の充実を計画していることを知り、地域の人たちからの勧めもあって帰郷。毎日数十種類のパンを焼いて道の駅内で販売するほか、近くの下仁田高校にも出向く。「神津牧場のバターや牛乳など、町の特産品を使って、ここでしか焼けないパンを提供したい。地元の人にも来てもらえるパン店を目指している」。
今年6月、千葉県のホテル併設ベーカリーを辞めて、「道の駅しもにた」で働き始めた。いずれは古里で働こうと思っていたが、道の駅がパン類の充実を計画していることを知り、地域の人たちからの勧めもあって帰郷。毎日数十種類のパンを焼いて道の駅内で販売するほか、近くの下仁田高校にも出向く。「神津牧場のバターや牛乳など、町の特産品を使って、ここでしか焼けないパンを提供したい。地元の人にも来てもらえるパン店を目指している」。
夢や希望を応援
下仁田町長 原秀男
地方創生、移住対策、働き方改革…。本格的な人口減少社会を迎え、各地で多種多様な行政施策が展開されています。これらすべては、地域に住む人の「幸福度」の向上が目的。「近き者悦び、遠き者来る」。孔子の言葉を借りれば、地域住民の幸福度の向上が、新たな移住者を生むと考えられます。下仁田町は全力で地域の方々の夢や希望を応援します。
- 主な定住・子育て支援策
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- 不妊治療、不育治療費用助成事業
- 無痛分娩費助成事業
- 産後ママヘルパー派遣事業
- 2子目以降、障害児の保育料無料化(1子目条件付き無料化)
- ねぎとこんにゃく下仁田奨学金(ふるさと定住期間中、返済金相当額を補助)
- 出産祝い金制度、小中学校入学祝い金制度(1人5万円)
- 起業支援事業補助金、起業にかかる費用の5割を補助(上限100万円)
イベント
諏訪神社秋季例大祭
(下仁田秋祭り)
10月12日(土)・13日(日)
山車7台がお囃子とともに町内を練り歩く。夜の部では、ぎりぎりの位置で山車を対面させてお囃子を競う「せり」が見どころ。13日早朝は白装束の神輿渡御が行われる。
下仁田ねぎ祭り
11月23日(土・祝)
主会場はこんにゃく手作り体験道場前広場。巨大ねぎま作りや競り市、地元物産品の販売、人力車での街中巡りなどを通して、下仁田ネギや町の魅力をアピールする。