中之条町

美しい自然と長い歴史、守り続けられてきた文化財が息づく中之条町。多彩な地域資源を活用した観光振興と、観光による交流・定住人口の増加を目指す。来年の群馬デスティネーションキャンペーンや東京五輪を控え、町の魅力を磨き上げ、発信していく取り組みが、ますます活発になりそうだ。

花と湯の町なかのじょう

チャツボミゴケ公園

岩肌を覆うチャツボミゴケと流れ落ちる水流が幻想的な世界を作り出す。酸性の水が流れる場所を好むチャツボミゴケにとって、公園は絶好の生育環境にある。この地域は鉄鉱生成の仕組みとその歴史を観察できるとして、2017年に国天然記念物に指定された。公園一帯はかつての「群馬鉄山」。1944年から66年までに約300万トンの鉄鉱石を産出し、戦後日本の復興を支えた。

コケと水流が幻想的な世界を作り出す「チャツボミゴケ公園」
復元された旧太子駅舎(上)と昭和20年代の駅舎。背後には鉄鉱石を積み込む施設「ポッパー」がそびえる

旧太子駅

群馬鉄山の鉄鉱石を運搬するため、1945年に長野原駅(現・長野原草津口駅)から貨物専用線「太子線」が敷設され、太子駅が開設された。66年の閉山後も運行していたが、70年に営業を廃止。昨年、町は鉄鉱石を積み込む施設「ポッパー」やレール、ホーム、駅舎などを復元整備して、「六合地区産業遺産群」の中核施設として復活させた。当時の雰囲気を復元した外観の旧太子駅舎内に遺産群の資料などを展示している。

住み続けたい町へ

中之条町長 伊能正夫

教育環境の充実や健康寿命の延伸、子育て支援、高齢者・障がい者の環境整備を進め、多くの皆さまに中之条町に「住んでみたい」「住み続けたい」と思っていただけるまちづくりに取り組んでいます。

豊かな自然をはじめとする観光資源はもとより、守り伝えられてきた文化財、豊富な森林資源など、自然と文化を生かしながら観光によるまちづくりを進めています。2020年の群馬デスティネーションキャンペーンでは、たくさんの方に中之条町を楽しんでいただけるよう、準備を進めております。ご来町を心よりお待ち申し上げます。