館林市

東京まで特急列車で1時間ほどの位置にありながら、日本遺産「里沼(SATO-NUMA)―『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた館林の沼辺文化―」に象徴される豊かな自然を身近に感じられる館林市。ゆとりある暮らしと自然との共生、あるいは充実した移住定住・子育て支援制度にひかれ、移り住む人が増えつつある。

「里沼(SATO―NUMA)―『祈り』『実り』『守り』の沼が磨き上げた館林の沼辺文化―」は2019年、地域の有形・無形の文化財をテーマごとにまとめ、魅力を発信する「日本遺産」に認定された。茂林寺沼、多々良沼、城沼の三つの沼を「里沼」と定義し、それぞれの沼が館林の文化や産業、市民生活と密接に関わってきたことを38の文化財とともにストーリー展開。市は観光資源として積極的に発信している。

県内で東京に 一番近い都市

館林市長 須藤和臣

今、館林では朝と夜の上空をⅤ字飛行する白鳥を目にすることができます。都市上空を白鳥が飛び交う情景は全国的にも珍しいものです。これは、館林に多くの沼が存在するからです。

館林から都心へは電車で1時間程度と、県内でも東京から一番近いところに位置します。通勤・通学に対する補助制度も設けています。

また、子どもの教育においては、東京大学大学院異才発掘プロジェクト「ROCKET」と連携した個性教育や、コミュニティ・スクール制度の推進、そしてコロナ禍において北関東で初めて、オンライン学習「スタディサプリ」を導入するなど、力を注いできました。

さらに、新年度はGIGAスクール構想により英語教育にも力を入れていきます。自然と共生する館林暮らしを楽しんでみませんか。

会社員 平林剛さん

ゆとりある生活に満足

「安心して暮らせる」と館林での生活を楽しむ平林さん(左)と妻の恵美さん

2017年3月に館林に移住した。数年前、仕事の関係で米国で暮らしていたが、帰国後の生活の場を選ぶ際、「都内への通勤圏内で、子どもの教育環境が良い地域、米国で経験した暮らしを実現できる広い敷地がある」を条件に、場所を探していた。こうした条件に当てはまり、出身地・大泉町にも近いことから、館林を選んだ。

都内の企業に勤務しているが、最近は新型コロナウイルス感染拡大の影響で在宅勤務が増えている。しかし、館林であれば広い家に住めるため、在宅勤務でも支障はないという。

妻の恵美さんは「交通利便性が高く、必要な時にすぐ都内に行けるのが館林の良いところ。近隣の商業施設などへのアクセスが良く、気軽に買い物ができることも魅力」と話す。さらには、自然が多いため犬を飼うにも最適で、犬を介して地域住民との交流が広がるなど、「安心した暮らしを送れる」と、館林での生活を楽しんでいる。

移住定住支援、豊富なメニュー

移住定住促進通勤支援金/
特急列車またはグリーン車を利用し東京圏へ通勤する50歳未満の方を支援(月上限1万円)
移住定住促進通学支援金/
東京都など通学する25歳以下の方への通学定期券購入支援(1年度上限2万円)
空き家利活用助成金/
空き家バンクを利用して空き家を購入、または賃貸借した場合に助成金を交付(移住者が空き家を購入した場合50万円補助など)
住宅リフォーム資金助成金/
築5年以上の物件を購入し、リフォーム工事をした場合に工事費を助成(工事費の上限30万円を補助)
市営住宅/
市営住宅は、家族だけでなく、単身者や高齢者の方も幅広く入居を募集
UIターン支援奨励金/
UIターンで市内企業に就職した50歳未満の方に支給(移住者で新規学卒者の場合15万円補助など)
創業支援事業補助金/
創業を考えている方に店舗設備費や店舗PRなど補助(店舗設備費補助上限150万円など)
地元企業ガイダンス/
館林市と商工会議所、ハローワークが共催する館林市と邑楽郡内の企業を集めた合同企業ガイダンス
  • 制度は変更になる場合がありますので、最新の情報はホームページなどでご確認ください。