みどり市
県東部に位置するみどり市は南北に長く、わたらせ渓谷鐵道と自然に恵まれた北部と、交通の利便性から住宅地が広がる南部と二つの顔を持つ。自然豊かな田舎暮らしや、充実した子育て環境と周辺都市へのアクセスの良さから第二の人生を求めての移住や子育て世代の定住先として注目を集める。
高津戸峡
関東の耶馬渓との呼び声高い、県内きっての景勝地。大間々駅から徒歩わずか5分というアクセスのよい紅葉スポットだ。はねたき橋から高津戸橋までの渓流沿いには遊歩道を整備。あずまやも設けられているので、腰を下して紅葉を愛でるにもぴったり。渡良瀬川にかかる2つの橋上からは、見事な渓谷美が広がっている。
小中大滝
高低差96メートルの断崖絶壁を、力強く流れ落ちる豪快な滝。滝を囲む、燃えるような山一面の紅葉と、白く噴き出す滝の共演で美しさはピークに達する。最大傾斜は44%というスリリングなつり橋「けさかけ橋」も見どころのひとつ。橋を越えたところにある展望台は、おすすめのビュースポット。駐車場、遊歩道完備。
須藤 昭男 市長に聞く
観光資源生かし
交流・定住人口増を
- ―観光面から見たみどり市の魅力はどこにあるのか。
- わたらせ渓谷鐵道(わ鐵)沿線には市を代表する名所が集中している。富弘美術館や草木湖、花桃が咲く東町小夜戸大畑地区や神戸駅、ながめ余興場や高津戸峡をはじめ、飲食物では岡直三郎商店の醤油のアイスクリーム、「赤城山」で知られる近藤酒造もある。
- 市内ではカタクリ、桜から、花桃、ヒマワリ、菊まで冬を除いて花のイベントを楽しめるし、岩宿や西鹿田中島などの遺跡も観光の重要な素材になる。
- ―これらの資源をどう活用していくのか。
- 2020年に本県で開かれる群馬デスティネーションキャンペーン(DC)に向け、見るだけでなく体験型の観光に力を入れる。草木湖のカヌー、木に親しんでもらう木工づくりなど素材は豊富だ。岩宿博物館では子どもたちに古代料理を作ってもらったが、スイッチを入れれば当たり前に電気がつく時代に、古代体験により火を起こすことがどれほど大変かを学んでほしい。
- 空き家を活用した事業も考えており、来年度に担当部署を設ける予定だ。東町では干し芋や干し柿生産が盛んで、お年寄りから作り方を教えてもらうのもいい。
- 大きな温泉地がないという弱点を補うのが食。若者の間でインスタ映えする食べものは一気に人気が広がる。市内には星野物産があるが、売りはやはり粉食系だと思う。飲食店と意見交換しながら、みどり市ならではの特産品を考えていきたい。
- ―観光を通して交流人口を拡大していくための施策は。
- みどり市だけでレジャーの完結を目指すのではなく、世界遺産を持つ日光市や絹遺産が集中する桐生市と連携して広域観光を推進していく。公共交通を整備しながら日光に来た客を呼び込むとともに、浅草から東武、わ鐵でみどり市を経由して日光に向かうコースのPRにも力を入れたい。
- 紅葉の中を走り抜けるわ鐵のトロッコ列車は、京都の嵯峨野トロッコ列車にも引けをとらない。わ鐵と沿線の2県3市(群馬、栃木、みどり、桐生、日光)が情報を共有し、連携しながら観光客の目線に立ってより魅力ある地域にしていく。そうすることで交流人口を増やし、定住人口につなげていきたい。
- 定住・子育て 促進政策
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- 市立小中学校の給食費無料化
- 赤ちゃん誕生時に出産祝金を支給
- スマホアプリ「みどりん」による子育て支援情報発信
- 第3子以降に紙おむつ券を給付
- 第3子以降の保育料無料
- わ鐵を利用する高校生の通学費補助
- 空き家バンク
定住・移住に関するお問い合わせは 市企画課 0277-76-0962へ。関東菊花大会
10月27日(土)-11月25日(日) 9:00~16:00
ながめ公園 みどり市大間々町大間々1635高津戸峡の眺めが良いことから名付けられた「ながめ公園」で毎年、秋に開かれる北関東最大級の菊花の祭典。61回を迎える今年は本日から11月25日まで開催。期間中は、さまざまな種類の菊が1000鉢以上も並ぶ。黄色、白、ピンクなど色とりどりで目にも鮮やか。会場中心部にそびえ立つ高さ6メートルの菊の五重塔や、衣装に菊を散りばめた菊人形も必見。会場内にある全国でも数少ない芝居小屋「ながめ余興場」では、菊華寄席が開かれる。
草木湖カヌーツアー
11月3日(土・祝)・4日(日)
- 午前の部 9時受付
- 午後の部 12時受付
- 参加費 大人6,000円 子供4,500円
- お問い合わせは
NPO法人ユニバーサルスポーツ協会
( 0278-72-5070)まで
みどり市公式LINE@
群馬県内の自治体では初の取組として、LINEアプリを使って市政や市主催イベントなどの情報を発信しています。
(ID:@kgi1074d)
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マスコットキャラ 考案中!
市の公認マスコットキャラクターを考案中。市内の小中学生や高校生から成るデザイン検討委員会を開き、子どもたちが名前やデザインに関わっている。