太田市

「子どもたちには高い可能性がある。」

やらせてみたいと思う親と、学びたいと思う子どもであれば、誰でも学べる場所。「おおたスポーツアカデミー」と「おおた芸術学校」はそんな思いで作りました。開校以来約20年が経過し、一流の舞台へ飛び立った子どもたちもたくさんいます。

ここで学んだ子どもたちが、やがて「品格のあるまち太田」を形作る市民になります。

太田市長
清水 聖義

未来のアスリートを

おおたスポーツアカデミーは、ジュニア世代のスポーツ普及と、トップアスリート育成に取り組むスポーツ学校。26部に小・中学生約1500人が活動する。卒業生には、Jリーグ北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵さん、プロ野球オリックスバッファローズの小嶋脩平さん、世界陸上出場の佐野(旧姓・中里)麗美さんらがいる。

強化育成では、北関東を中心に2020年に開催されるインターハイで卒業生が活躍することを目指して、中学生を長期的に強化育成する「ターゲットエイジ強化育成プロジェクト」を実施。レスリング部卒業生が本年度のインターハイで優勝するなど成果を上げ始めた。

普及では、年3回体験教室を開き、参加者が複数の種目を体験することで「自分がどのスポーツに向いているか」適性を判断する機会を提供している。

毎年秋には普及と技術向上を目的に県内外の強豪クラブを迎えての大会「チャンピオンシップ」を開催。10競技13大会で競い合っている。

太田市城西町
天笠泰輝さん(18)

1月の全国高校サッカー選手権で優勝した青森山田高校のMFとして活躍。高校選抜チームのメンバーにも選ばれた。

年長児からサッカーを始め、城西小時代はFC太田城西、太田南FCに在籍。セレクションで選抜ジュニアサッカー部に入り技術を磨いた。

卒業後は関西大学に進学。将来はプロ選手として海外での活躍を目指す。「太田の人たちに応援してもらえるよう頑張り、アカデミーに恩返ししたい」と笑顔をみせる。

プロの講師が指導

▲オーケストラ科でバイオリンの練習に取り組む子どもたち

おおた芸術学校は、リトミック、オーケストラ、合唱、演劇、ソルフェージュの五つの本科で、年長から中学3年生まで約500人が学んでいる。

オーケストラ科はバイオリン・ビオラ・チェロなどの弦楽器、フルート・トランペット・ティンパニなどの管楽器・打楽器を学ぶクラスがある。

合唱科は基本となる発声法や呼吸法などを身に付け、歌うことの楽しさを学べる。オーケストラ科、合唱科ともそれぞれの分野の専門講師が指導に当たる。

演劇科は劇団民藝などプロの俳優らを講師に迎え、体操、発声、身体表現などの基礎を学べる。

リトミック科は三つの科への導入として年長児からを対象に音感やリズム感を学べる。また、演奏や合唱に必要な正しい楽譜の読み方などを学ぶためにソルフェージュ科を用意する。

さらに本格的な活動をするために高校3年生までを対象とした下記三つの附属団体がある。

おおた芸術学校は4月から始まる新年度本科生を3月1日から募集する。市在住・在学で新年度の小学1年生から中学3年生が対象(リトミック科は年長クラスから小学2年生)。申し込み受け付けは3月22日まで。定員になり次第締め切り。受講料などの問い合わせは同学校 0276・45・9966、平日午前8時半~午後5時15分)

1年間の練習の成果などを披露する定期公演をそれぞれ開催する。
問い合わせ おおた芸術学校 0276・45・9966