富岡市
平成28年(2016年)11月16日撮影
妙義山・妙義神社
奇岩絶景と紅葉のコラボ
奇岩・怪岩が連なり、その威容を特徴とする妙義山。大分・耶馬渓、香川・寒霞渓と並び、日本三大奇勝の一つと称される。紅葉の時期になると、独特の険しい岩肌と色づいた紅葉のコラボレーションが、唯一無二の景観をつくりだす。まさに「紅葉に映える妙義山」(上毛かるた)だ。10月下旬から山頂付近が色づき始め、見頃となるのは11月中旬から下旬にかけて。
妙義山は景勝地として物見遊山で訪れるのもいいが、山歩きのコースも充実している。かつて、登山家のW・ウエストン卿が、この地でザイルを使って登る登攀術を日本人に伝えたことから、「近代登山発祥の地」としても知られている。
山頂縦走コースは体力・技術ともに高いレベルが求められる上級者コースであるが、親しみやすい石門めぐりコースや妙義独特の奇景を楽しみながら安全に山歩きができる中間道は、初級者でもOK。中間道は登山道崩落のため、第2見晴~タルワキ沢入口の間が長期間通行禁止となっているが、1月末に開通する予定。迂回ルートもあるので、確認した上でどうぞ(富岡市観光協会0274-62-6001/群馬県自然環境課027-226-2871)。
周辺には、妙義ふるさと美術館や日帰り温泉「もみじの湯」、みょうぎ物産センター「道の駅みょうぎ」などがあり、紅葉見物、山歩き、食事、温泉、絵画鑑賞、土産など1日中、楽しめる。
荘厳な妙義神社
中間道コースの起点でもある妙義神社は、妙義山の一角、白雲山の中腹に鎮座する。巨木が林立する荘厳な佇まいは、深山幽谷の趣だ。もちろん境内でも紅葉は楽しめる。
創建は537年と伝えられ、約1500年の歴史がある。本社は全国的にも珍しい黒塗権現造り。唐門、総門とともに重要文化財だ。御殿の庭は関東平野を一望できる借景庭園として有名だ。
秋の妙義を 楽しみ尽くす
秋は最大の見どころとなる 紅葉真っ盛りの妙義山を舞台に、 イベントも数多く開催される。
紅葉見物と山歩き、祭りやコンサート、 星空など、みんなで楽しみ尽くそう。
妙義山紅葉フェスティバル
妙義地区の神楽舞や八木節といった郷土芸能が披露される妙義ふるさと祭りに加え、紅葉の妙義山を散策する妙義山周辺ウォーキング大会が開催される。
- 日時/
- 11月3日(土)9時30分~14時
- 場所/
- 妙義神社境内ほか
- 問い合わせ/
-
妙義山紅葉フェスティバル実行委員会
0274-73-3053
天空のイルミネーション
妙義ふるさと美術館や敷地内の木々がイルミネーションで華やかに彩られる。ハート型のイルミネーションは撮影スポットとしても好評だ。11月10日(土)17時から点灯式が行われる。
- 日時/
-
11月10日(土)~2月17日(日)までの
毎金・土・日、2月14日(木)。
各17時~20時 - 場所/
- 妙義ふるさと美術館
- 問い合わせ/
-
富岡市観光協会
0274-62-6001
星空コンサート
天空のイルミネーションの点灯式に続いて行われるコンサート。アコースティックギターや歌、電子楽器テルミンなどで、星空や宇宙をイメージする音楽が演奏される。
- 日時/
- 11月10日(土)17時30分~19時
- 場所/
- 妙義ふるさと美術館企画展示室
- 出演/
- 赤城忠治、窪田晴男、やの雪
- 費用/
- 無料
- 問い合わせ/
-
富岡市観光協会
0274-62-6001
妙義山星空観察会
専門家の解説を聞きながら、妙義山の冬の夜空に浮かび上がる星空を観察。寝転んで星空を楽しむのもOK。防寒対策も忘れずに。曇天時は館内でプロジェクターを使って星の解説。
- 日時/
- 12月8日(土)、1月12日(土)、 2月2日(土) 各19時~20時
- 場所/
- 妙義ふるさと美術館
- 問い合わせ/
-
富岡市観光協会
0274-62-6001
市長メッセージ
富岡市は、「地域の稼ぐ力」、「観光地経営の視点」に立った観光地域づくりを目指して施策を推進しております。妙義山、世界遺産・富岡製糸場、群馬サファリパークをはじめとする市内観光拠点を回遊していただき、楽しく思い出に残る紅葉シーズンのひとときをお過ごしください。富岡へのお越しをお待ちしております。