沼田市

私たちのふるさと沼田市は、県の北部に位置し、市域を南北に貫流する利根川とその支流の片品川・薄根川により形成された河岸段丘のまちとして全国にその名を知られています。2016年に放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」で全国的に高まった知名度をさらに高めるため、「天空の城下町 真田の里 沼田市」をキャッチコピーとして本市の魅力を全国に発信し続けます。

天空の城下町 真田の里
戸神山山頂から望む沼田市内。 河岸段丘の様子がよく分かる

移住・定住支援策

  • 移住促進通勤費補助(新幹線定期代~補助)
  • 田舎体験ツアー(農業体験など)
  • 移住促進トライアルハウス(お試し住宅)
  • ぬまた起業塾
  • 不妊治療費助成
  • 出産育児一時金
  • 中学生まで医療費無料
  • 第3子以降保育料無料(幼稚園・保育園・子ども園)
  • 遠距離通学費援助

今年もやります 田舎体験ツアー

コメづくりを体験する「田んぼ編」、農作物づくりを親子で楽しむ「親子で農業編」、古民家で地元食材を使って味わう「スローフード編」をご用意しました。

お問い合わせは沼田市観光交流課シティセールス推進室(0278-23-2111)へ。

新幹線で 新潟へ通勤

中村さん一家

沼田市出身の中村夕季さん(33)は市役所採用試験に合格し、4月から働く。夫の大志さん(34)と娘の帆希ちゃん(4)??日那乃ちゃん(2)と一家で新潟県から移住。建て替えたばかりの市内の実家で両親と一緒に暮らしている。

夕季さんは高崎経済大で地域活性化や農業振興などについて学んだ。「今まで勉強してきたことを古里に役立てていきたい」という。

将来を見据え、両親の介護が必要になった場合に備えて移住を決断した。のどかな田園風景が広がる実家では自家製野菜が食卓に並ぶ。2人の娘の成長にも自然が身近で環境は抜群だ。大志さんは「広い庭でのびのびと遊ばせることができてよかった」と笑顔を見せる。

移住の後押しとなったのは市が新設した「新幹線通勤費補助」だった。新潟県燕市までの大志さんの通勤時間は新幹線で1時間半ほど。長距離通勤でも家族との時間を今まで通り大切にできそうだ。

祖父の味 守る3代目

滝沢さん一家

都内でスポーツインストラクターをしていた滝沢祐太さん(28)は2014年、祖父母の平二さんと富美枝さん(85)が始めた滝沢りんご園(白沢町上古語父)の後を継いだ。

イギリス発祥のお菓子「アップルクランブル」の販売や来園者向けのヨガ体験、手ぶらでピクニックが楽しめるように用具を貸し出す「沼田ピクニック」など新しい取り組みを妻の沙織さん(28)らと企画する。都内での接客経験を生かしたより良いサービスの提供を目指している。

東日本大震災の後、古里への思いが強くなった。平二さんも入退院を繰り返すようになり、リンゴ園を支えようと決意を固めた。帰郷して間もなく平二さんは亡くなったが、父の賢さん(53)と母のあさ子さん(53)から栽培技術を受け継いだ。

リンゴ園には昨年8月に生まれた長男の範昴[のりたか]ちゃんの写真を飾っている。祐太さんは「後を継ぐことを喜んでくれた祖父をはじめ、家族で育ててきた自慢の味を守っていきたい」と顔を引き締める。