昭和村
昭和村はレタスやキャベツ、ホウレンソウなどを首都圏に出荷。コンニャクイモは生産量日本一を誇る。村外に耕作地を借りて生産に励むほど農業の盛んな地域だ。「河岸段丘ハーフマラソン」や「昭和の秋まつり」などイベントも多い。昭和村は「日本で最も美しい村」連合に加盟。河岸段丘の上、赤城高原に「やさい王国」ならではの耕作風景が広がり、訪れた人の心を潤している。
「日本で最も美しい村」
「日本で最も美しい村」連合は、小さくても素晴らしい地域資源や美しい景観を持つ町や村が自らの地域に誇りを持ち、住民によるまちづくり活動を展開することで、地域の活性化を図ることを目的に、2005年にスタート。昭和村は「河岸段丘と農村風景」、「歴史を残す家並みと横井戸」の資源が評価され、09年10月に加盟が認められた。現在、63の町村・地域が加盟している。
のびのびと子育て ■コンニャク農家 横坂貴紀さん(33) 絵里奈さん(34) 蒼璃[あおり]ちゃん(3) 乃音[のの]ちゃん(1)
貴紀さんは車の整備士だったが、25歳のときにコンニャクイモ作りの4代目として就農した。子どもの頃から手伝っていたため「すんなり入れた」という。不順な天候や土づくりに難しさは感じるが「努力した分だけ返ってくる」農業にやりがいを感じ、跡を継いで本当に良かったと思っている。
結婚4年目の絵里奈さんは「沼田に近くて買い物も便利。みなかみ町の実家近くに住めてラッキーだった」と笑顔で話し、「畑で子どもを遊ばせたり、のびのび子育てできる」と貴紀さんと声をそろえる。野菜は買ったことがない。近所の人との「物々交換」でいつも新鮮な野菜が食卓を彩る。高速道路のインターチェンジもある村での生活に満足している。
ほのぼの暮らせる ■レタス農家 高橋郁裕さん(35) ひとみさん(35)
地元に友人が多く、自宅通勤の会社員だった郁裕さんは「父が元気なうちにいろいろ教わりたい」と6年前に就農。農業法人「野菜くらぶ」の生産者としてレタスを主力に白菜、ブロッコリー、キャベツを栽培している。郁裕さんは「全国の生産者会議に参加すると、村は珍しく若手の農家が多い」と活気ある農業に手応えを感じている。
沼田市出身のひとみさんと結婚10年目。ひいろちゃん(7)、あおいちゃん(5)の4人家族。ひとみさんは「星空がとってもきれいで今は澄んだ虫の鳴き声が聞こえる。2人目からは保育料が無料になりありがたい。子育てには本当に良い所だと思う」と笑顔で話し、郁裕さんもうなずく。四季の移ろいを感じられる、ほのぼのとした暮らしが気に入っている。
秋景と味覚 楽しんで
子育てにやさしい昭和村は、若い世代が多く、スポーツや消防団などさまざまな活動に活気があります。
特に、総合運動公園には多くの人々が集まり、子どもから大人まで明るい声がこだまし、元気な昭和村を象徴するスポットでもあります。
これから、村民運動会やバレーボール大会が開催されるなど、秋のスポーツシーズンを迎えます。また、収穫期を迎える畑作地帯では、大きなトラクターが行き交い、ダイナミックな光景が楽しめます。
ぜひとも、これからのシーズン、秋景色と旬の味覚を味わいに、昭和村までお出掛けください。
村の玄関口「道の駅あぐりーむ昭和」で、スタッフがお待ちしております。
- 第2子以降の保育料無料化
- 第1子の保育料3割程度助成(保育料完納世帯のみ)
- 中学生以下の医療費無料
- おむつ代など日常生活用品購入補助(2歳未満に月額4000円)
- 子育て支援webサイト公開
- 児童生徒の遠距離通学費補助
- 新築住宅補助(村内業者施工は100万円、村外業者施工は80万円)
- 住宅リフォーム補助(工事費用の10%補助、上限20万円)
- 空き家バンクで物件紹介
第20回昭和の秋まつり 2017年10月1日午前10時
秋の実りを祝う「昭和の秋まつり」がバージョンアップして村総合福祉センター駐車場を主会場に開催される。
横浜市消防音楽隊・昭和中吹奏楽部による演奏、投げ餅、キャラクターショー、7000食分のコンニャク大鍋の配布、大抽選会など盛りだくさん。